Q39 法人設立前に払い込む出資金の会計処理はどのようにするのですか。

1 出資金の払い込み
(1) 農事組合法人
理事は、組合員になろうとする者から提出された「出資引受書」の引受口数を、定款で定めた方法で払い込みを受けます。そして理事は、払い込みのあった組合員に対し「出資金領収書」を発行します。この「出資引受書」及び「出資金領収書」は設立登記の際添付書類として提出します。
(借)別段預金  3,000,000    (貸)出資金 3,000,000

(2) 株式会社
株式払込は、発起人が払込みを取り扱うべきものとして定めた銀行又は信託会社(「払込取扱機関」という)において行わなければなりません。(会社法第34条2項)
払い込みが終わったら、金融機関から「出資払込金保管証明書」等を発行してもらい設立登記の申請書に添えて提出します。(発起設立の場合は、預金通帳の写し等で確認する場合もある。)
(借)別段預金  3,000,000    (貸)出資金  3,000,000

2 資本金への振り替え
法人は、設立登記によって成立するので、その日付で保管金は会社名義の口座に振り替え「資本金」とします。

(借)出資金   3,000,000    (貸)資本金  3,000,000 (借)当座預金  3,000,000    (貸)別段預金 3,000,000

なお、その際に、金融機関から登記簿謄本や代表者の印鑑証明書の提出を求められる場合がありますので、金融機関の担当者にあらかじめ確認しておきましょう。

3 出資の「見せ金」「預け合い」の禁止
出資金を払い込むときに、「見せ金」や「預け合い」を行うことは、どちらも不正行為で法律で罰せられます。

 

 

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