Q43 法人形態の違いによるメリット、デメリットを教えてください。

法人形態の違いにより一概にメリット、デメリットをいうことはできません。事業目的、構成員の状況などに適した法人形態を選択することが重要です。
農事組合法人は、農業協同組合に規定されている組合型の法人で、農業生産活動の協業化や共同利用施設の設置を行うことにより組合員の共同の利益の増進を図ることを目的としたいわゆる中間法人(営利法人と公益法人の中間の法人)です。
これに対し、株式会社は商法に規定された商行為その他営利行為を行うことを目的とする営利法人です。
農事組合法人、株式会社の相違を対比すると次のようになります。

  農事組合法人 株式会社
事業 ①農業に係る共同利用施設の設置又は農作業の共同化に関する事業
②農業経営
③付帯事業
①営利事業一般
構成員 ①資格  農民で定款で定める
②数    3人以上
①資格   制限無し
②数    制限無し
議決権 1人1票制 1株1票
役員 理事はその法人の農民たる組合員 取締役、監査役は社員外での選任も可
ただし定款で社員に限定することも可
雇用労働力 法人事業に常時従事する者のうち組合員および組合員と同一世帯に属する者以外の者が常時従事者総数の2/3以下であること 制限無し
資本金 制限無し 制限無し
法人税 ①確定給与を支給しない法人
税率22%
従事分量配当、利用高配当の損金算入
②確定給与支給法人
 普通法人と同じ
(税率)
資本金1億円超の法人  30%
資本金1億円未満の法人 
 年所得800万円以下  22%
年所得800万円超   30%
事業税 農業生産法人の場合、畜産業を除く農業は非課税 (税率)(普通法人と同じ)
年所得350万円以下     5%
年所得350万円~700万円 7.3%
年所得700万円超     9.6%
登録免許税 農協法に基づく登記
 非課税
所有権移転        5%
賃貸借の設定        2.5%

 

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